親知らずはどうして腫れるのですか?

親知らずは、萌出する場所がないと痛む場合があります。

また、歯茎から親知らずの頭(歯冠)が少し露出している不完全な萌出な場合も、

露出した歯冠の周囲に歯ブラシが届かないことが多く、

不潔な状態が続く場合に細菌感染を起こし痛みや腫れが出る場合があります。

これを智歯周囲炎と呼びます。

現代の人の顎は小さくなってきており、親知らずが萌出する場所が

少ない人が増えてきています。

歯の大きさは昔の人と大きく変わっていません。

ですから、一番最後に萌出してくる親知らずはスペースが少なく、

正常に出てこない場合が多いのです。

一部分だけ頭を出しているだけであったり、骨の中にもぐったままのこともあります。

親知らずは一番奥の歯でご自身ではよく見えないことも多く、

しっかり磨ける萌出状態かどうか、

抜いて手前までをしっかり健康に保てるようにした方が良いのかどうか、

萌出スペースの有無や萌出状態は個々で異なりますので、一度ご相談ください。