歯の根の先はからだの中につながっています。

根の中の細菌などの感染源を除去する治療(根管治療)では、 一時的に細菌などが

からだの中に入ります。

そうなると、体の中に入ってきた細菌などに対して免疫反応が生じて、

からだの均衡を保とうとします。

この反応の結果、歯が痛くなってきたり浮いた感じがしたり、

場合によっては根の先の歯肉が腫れたりすることがあります。

症状が軽度なものは3~4割程度の確率で生じるとされ、

通常は1週間程度で自然に治まります。

一方、残念ながら根の先の歯肉が強く腫れたり、

ズキズキした痛みを伴う症状 (フレアーアップと呼ばれています)が

生じることも数%の確率であります。

この場合は洗浄や抗生物質や鎮痛剤の服用などの処置が必要になります。

いずれの症状が出ても、根管治療の成功率には影響がないとされています。

気になる症状が出てきた場合は是非ご相談ください。