欠けた歯の大きさや欠けた原因によっても治療方法は異なってきます。
欠ける原因としては転んだり、ぶつかったりして不意に欠けてしまう場合、
虫歯が原因で欠けてしまう場合、長年の噛み合わせにより、
歯の頭の部分が欠けてします場合(咬耗:こうもう)などがあります。
・わずかに欠けた場合
特に大きく目立つようでなければ、欠けた部分を少しだけ削って歯の形を整えます。
・少し目立つ程度に欠けた場合
欠けた歯がある場合は、その歯を接着剤でくっつけて修復できることもあります。
欠けた歯がない場合は残っている歯の色に合わせたプラスティック(レジン)を欠けた部分につめて修復します
・大きく欠けた場合
残っている歯が少ないため、プラスティック(レジン)で歯を補強した後、歯の全体を覆う被せ物を作ります。
歯の神経まで到達してしまっている場合は、歯の神経から治療する可能性があります。
・虫歯によりかけた場合
しっかりと虫歯を除去し、残っている歯の量により上記の治療方法を選択します。
・咬耗(こうもう)の場合
年齢とともにゆっくり進行するので、特に問題はありません。
しかし、表面の硬いエナメル質がすり減ってきて、中の象牙質がみえている状態だと、
虫歯になりやすくなるので定期的な検診が大切で、必要に応じてフッ素塗布などを行います。
歯が欠けてしまった場合はそのまま放置せずに一度診察を受けられることをおすすめします。